「願いを叶えたいなら、執着を手放しましょう」と言われても、手放せないから困っているんですよね。
私も、仕事、お金、結婚など、叶えたいことがあるたびに「なんで叶わないの?」「何か行動しなきゃ?」と考え続け、最後には「執着しているからダメなんだ。早く手放さなきゃ!」と、手放すことにまで執着していました。
今の私が思う「手放す」は、願いを諦めたり無理に忘れたりすることではありません。願いにくっついて重たくなった不安や焦り、恐れ、こだわりを少しずつ軽くしていくことです。
この記事では、引き寄せでいう「手放す」の意味と、私が実際にやってきた6つの手放し方を紹介します。
引き寄せでいう「手放す」とは?

引き寄せについて調べると、「願いを手放したら叶った」「執着を手放すと現実が動く」といった話をよく見かけます。でも、そもそも何を手放せばいいのかわからない人も多いはずです。
私自身も、以前は「願いそのものを考えないようにすること」だと思っていました。でも何度も手放しを繰り返してきて、今は少し違う捉え方をしています。
手放すのは「願い」ではなく、願いにくっついた執着
結婚したい。月収100万円ほしい。理想の仕事がしたい。こうした願い自体は、そのまま持っていていいと私は思っています。
苦しくなるのは、「いつ叶うの?」「どうやったら叶う?」「叶わなかったらどうしよう」「みんな叶っているのに、なんで私は?」という不安や焦りが願いに何重にもくっついたときです。
私にとって手放すとは、願いそのものを捨てるのではなく、願いを重たい荷物にしているものをひとつずつ外すこと。
願いを思い出しても苦しくない、くらいまで軽くなれば十分です。
「手放す」と「諦める」は違う
手放すことを、「もう欲しくないことにする」と考える必要はありません。
私は今でも月収100万円ほしいと思っていますし、正直、これはまだ完全には手放し切れていないと思います(笑)。
それでも以前より、「100万円にならない!」「まだ入ってこない!」と現実を監視する時間は減りました。
「100万円ほしい」と、「100万円ないと私は幸せになれない」は別です。
願いは残していい。でも、それがないと自分はダメ、人生が終わる、とまで握りしめなくていい。
私にとって「諦める」と「手放す」の違いはここにあります。
「忘れること」とも少し違う
私は実際、願ったことを忘れていて、数か月後や数年後に「あ、叶ってる」と気づいた経験が何度もあります。
でも、「忘れたから叶った。だから忘れなきゃ」と考え始めると、また苦しくなります。
忘れることは手放しの結果として起きることはあっても、条件ではありません。
願いを思い出す日があってもいいし、「やっぱり欲しい」と思ってもいい。
以前より少し軽く考えられて、願い以外の今日も楽しめるなら、それも十分に手放しが進んでいる状態です。
願いへの執着が薄くなる変化については、「引き寄せが叶う前兆とは?」でも詳しく紹介しています。
「手放さなきゃ」と思うほど苦しくなるのはなぜ?

私が一番ハマったのが、「執着しているから叶わないんだ。じゃあ早く手放さなきゃ」というループでした。
叶えたい願いについて考えて苦しくなり、手放そうとして、手放せていない自分を確認して、さらに苦しくなる。
手放すことが、願いを叶えるための新しいノルマになっていたのです。
手放すこと自体に執着してしまう
当時の私の頭の中は、
「なんで叶わないんだろう」
「どうしたらいい?」
「行動しなきゃいけない?」
「でも行動したくない」
「まだ?」
「いつなの?」
「早く叶ってほしい」
「みんな叶っているのに、なんで私は?」
「引き寄せがうまくできていないのかな」
「叶わないよー!」
という言葉でいっぱいでした。
そのうえ最後には、「こんなに考えているから叶わないんだ。手放さなきゃ!」まで追加されます。
でも、これでは全然軽くなりません。
今は、手放せないときほど無理に手放そうとするより、まず「私はこんなに叶ってほしいんだな」と認めるところから始めています。
「叶っていない現実」ばかり確認してしまう
執着しているときの私は、願いよりも「まだ叶っていない証拠」を探していました。
仕事が増えたか、連絡は来たか、お金は入ったか、相手は動いたか。
SNSで引き寄せの情報を探して、他の人の体験談と比べて、「私はまだだ」と確認する。
これを何度も繰り返していました。
願いを見ているつもりが、実際に見ていたのは「ない」「まだ」「足りない」ばかり。
そんなときは、前向きになろうとするより、いったん答え探しをやめる方が私には合っていました。
まず「叶わなかったら何が怖い?」を見る

私がよくノートでやるのが、「それが叶わなかったら何が怖い?」を深掘りすることです。
仕事が減ったときは、
仕事が減る
↓
収入が減る
↓
お金が入らない
↓
好きなものが買えない
↓
家賃が払えない
↓
生活できない
↓
私は死ぬ
くらいまで、私の中ではつながっていました。
ここまで見えると、「仕事が減っただけで、私は死ぬレベルの恐怖を感じていたんだ」と気づけます。
願いを手放せないときは、願いそのものより、その願いが叶わないことで何が起こると思っているのかを見る方が、私はずっと楽になれました。
引き寄せで執着を手放す6つの方法

手放し方に正解はないと思っています。
私自身、ノートを書くだけで軽くなる日もあれば、泣いたり、深呼吸したり、イメージの中で宇宙に放り投げたりする日もあります。
大切なのは、「正しく手放せたか」ではなく、終わったあとに自分が少しでも軽くなったかどうか。
ここからは、私が実際に繰り返してきた方法を6つ紹介します。
① 頭の中をノートに全部書き出す
モヤモヤしたとき、私はまずノートに全部書き殴ります。
「なんで叶わないの!」
「早くして!」
「怖い!」
「もう嫌!」
「お金なくなったらどうするの!」
と、きれいにまとめず、その瞬間に出ている言葉をそのまま書きます。
誰にも見せないノートなので、いい人になる必要もありません。
頭の中だけで考えていると同じ思考がぐるぐるしますが、文字にすると「私は今こんなに怒っていたんだ」「本当は怖かったんだ」と少し離れて見られます。
私にとってノートは、手放しの入口です。
② 「なんでそう思う?」と内観する
書き出したら、次に「なんでそう思う?」と自分へ質問します。
「お金がないのが怖い」なら、「なんで怖い?」。
「生活できなくなるから」なら、「そうなったら何が起こる?」と、さらに掘ります。
私はこの問いかけを何度も繰り返して、仕事が減ることと「私は死ぬ」を無意識に結びつけていたことに気づきました。
表面では「仕事が欲しい」と思っていても、その奥には安心したい、認められたい、一人になりたくない、といった別の感情が隠れていることがあります。
③ その思い込みは本当?と疑ってみる
自分の思考が見えてきたら、「それ、本当に絶対?」と疑います。
私は「仕事をしていないとお金は入ってこない」と強く思っていました。
でも世の中を見ると、事業、投資、権利収入、還付金など、労働時間とそのまま交換しない形でお金を得ている人もいます。
すると、「仕事が減る=必ずお金がなくなる」は事実ではなく、私が強く採用していたルールだと気づきました。
思い込みを無理やりポジティブに書き換えるのではなく、まず「本当にそれしかない?」と少し隙間を作るだけでも、気持ちは軽くなります。
④ 最悪の未来を一度受け入れる
私には「最悪そうなってもいい」と受け入れる方法がかなり効きました。
仕事なら、
「収入が減ってもいい」
「仕事がなくなってもいい」
結婚なら、
「結婚できなくてもいい」
「別れて一人になってもいい」
もちろん、本当はそうなってほしくありません。
それでも、「もしそうなったとしても、私はそこで終わらない。私は生きていく」と決めます。
一番避けたい未来を必死で遠ざけている間は、そればかり気になります。
私の場合、一度受け入れると「何が何でも回避しなきゃ」という力が抜けました。
⑤ 出てきた感情を感じる
内観していると、悲しさ、怒り、寂しさ、無価値感などが出てくることがあります。
私はそんなとき、無理に「大丈夫」「私は幸せ」と上書きしません。
ノートを書いて、泣いて、怒って、深呼吸しながら、その重たい感情を感じます。
瞑想やアファメーションを使うこともありますが、目的は感情を消すことではなく、まず「ああ、私はこんなに怖かったんだ」と受け入れること。
感じている最中は苦しいこともあります。
でも、逃げずに感じたあと、スッと重さが抜ける瞬間が私には何度もありました。
⑥ 願いを宇宙に手放すイメージを使う
考え続けるのに疲れたら、私は「もう宇宙に預けよう」とイメージすることもあります。
手の中にモヤモヤを持っているイメージをして、パッと手を開く。
鎖を外す。
自分とつながった紐をハサミで切る。
風船につけて空へ飛ばす。
ときにはトイレに流すこともあります(笑)。
「願いはもう出した。いつ、どうやって、誰が運んでくるかまで私が全部管理しなくていい」
そう思って、宇宙に預ける。
私にとっては、握りしめていたものを離すためのイメージングです。
手放したら本当に願いは叶う?私の体験談

「で、結局手放したら叶うの?」が一番気になるところだと思います。
私自身は、力んでいる間は全然動かなかったのに、「もういいや」となったあとで現実が動いたと感じる経験を何度もしています。
特にわかりやすかったのが、結婚と仕事です。
結婚への執着を手放したら、パートナーが動き始めた
私は「結婚したい」をかなり強く考えていた時期があります。
頭の中は、結婚、結婚、結婚……。
相手にも「こうしてほしい」「そろそろ動いてほしい」と期待していました。
でも、その奥を掘ると、「別れたら一人になる」「寂しくて死ぬくらい辛い」という怖さがありました。
最後には、
「もう一人でもいい。私は一人で生きていく」
と決めました。
そして相手に期待して待つのではなく、自分の本音を全部話しました。
するとパートナーの方から「結婚指輪を買いに行こう」と言い、婚姻届を持ってきて実際に書くところまで動き始めたのです。
私にとっては、結婚させようと握りしめていた力を抜いたあとに、現実が動いた体験でした。
仕事探しをやめたら、本当に望む方向が見えてきた
フリーランスの仕事が減ったとき、私は「お金を得るためには仕事を切らしてはいけない」と焦りました。
たくさん応募し、やりたくない仕事まで「これがチャレンジなのかも」と無理に前向きに捉えました。
でも、面接に受からない。
テストで落ちる。
前向きに進んでいた話が突然消える。
5年続いた仕事まで切れる。
もう疲れて、
「仕事探すのやーめよ」
となりました。
そこから仕事探しをやめ、日々を楽しく過ごすことに意識を戻しました。
今は、以前から願っていた「自分で事業をする」方向へ近づいていると感じています。
「手放したら叶う」を新しいルールにしなくていい
ここで気をつけたいのが、
「手放したら叶うんだ!じゃあ早く完璧に手放さなきゃ!」
と新しいルールを作ること。
私はこれもやりました。
手放すことが願望実現のテクニックになると、「まだ手放せていない」「だから叶わない」と、また自分を監視し始めます。
私の経験では、手放したあとに現実が動いたことは何度もあります。
でも、叶えるために手放すというより、自分が苦しいから重たいものを下ろすくらいがちょうどいい。
結果は宇宙に預けて、自分は自分の生活へ戻る。
その方が私はずっと楽でした。
手放せてるかはどうわかる?チェックリスト付き
「手放したつもりだけど、これで合ってる?」と確認したくなることもあります。
私は、願いを完全に忘れられたかではなく、以前より自分が軽くなったかで判断しています。
次の項目に当てはまるものがあれば、少しずつ執着が緩んでいるのかもしれません。
「忘れたか」ではなく「軽くなったか」で見る

1か月前の自分と比べてみてください。
- 「いつ叶う?」と考える回数が減った
- 願いについて考えない時間が増えた
- SNSで答えを探すことが減った
- 相手や現実を監視しなくなった
- 無理に行動しなくなった
- 不安が出ても以前より戻りやすい
- 願い以外のことを楽しめる
- 「叶わなくても私は大丈夫」と少し思える
全部当てはまる必要はありません。
「そういえば前より検索しなくなった」「昨日は一日楽しく過ごしていた」程度の小さな変化も、私は手放しが進んでいるサインとして見ています。
少しスッキリしたなら、それも手放し成功
私は「完全に執着がなくなった状態」を目指さなくていいと思っています。
ノートを書いたあと少しスッキリした。
泣いたら眠れた。
昨日より「まあいいか」と思える。
数時間でも願いを忘れて楽しいことができた。
それだけでも手放し成功です。
また明日モヤモヤするかもしれません。
でも、一度軽くなったことまで無効になるわけではありません。
手放しを成功・失敗で判断するより、今の自分が少し軽くなったかを見る。
そのくらい柔らかい基準の方が、私は続けやすかったです。
どうしても手放せない!そんなときは?

何度ノートを書いても、また同じ不安が出てくる。
宇宙に預けたはずなのに、翌日には「まだ?」と考えている。
そんなことは普通にあります。
私にもまだ完全には手放せていない願いがありますし、一度手放したと思ったテーマを何度も掘り直したこともあります。
だから、繰り返している自分を責めなくて大丈夫です。
まだ手放せていなくても大丈夫
たとえば私は、月収100万円については「もう完全にどうでもいい」とは全然思っていません。
欲しいし、まだ現実を見て「100万円にならない!」と思うこともあります。
でも、それで手放しが失敗したとは思っていません。
以前より軽く考えられる日が増えたなら、その分だけ進んでいる。
「まだ気になる」「また執着している」と気づいたら、その自分もそのまま認めればいい。
手放しは0か100ではなく、その都度少しずつ軽くしていくものだと私は思っています。
同じことを何回も手放していい
同じことで何度もモヤモヤすると、
「私、全然成長してない」
「また同じことしてる」
と思うことがあります。
でも、何回も同じことをするのは、自分がダメだからではありません。
そういうものです。
また不安になったら、また書けばいい。
また「なんで?」と聞けばいい。
また泣いて、また感じて、また宇宙に預ければいい。
前回より少し深いところに気づくこともありますし、同じテーマでも、その日の自分だから出てくる答えがあります。
一度で完璧に終わらせる必要はありません。
願いではなく「なぜそれが必要?」を見てみる
どうしても手放せないときは、
「なぜ私はこれがこんなに必要なんだろう?」
と聞いてみます。
結婚したい。なぜ?
→一人になるのが怖い?
100万円欲しい。なぜ?
→安心したい?自由になりたい?
仕事が欲しい。なぜ?
→仕事がない自分には価値がないと思っている?
願いの奥にある本当の欲求がわかると、「この願いがこの形で叶わないと絶対にダメ」という力が少し緩むことがあります。
欲しかったのは結婚そのものではなく安心だった、というように、自分が本当に求めているものが見えてくることもあります。
手放したあとは宇宙に預けて、今日を楽しもう

私にとって手放すとは、願いを諦めることではありません。
願いがいつの間にか重たい荷物になってしまったとき、その中にある不安や恐れを見つけて、少しずつ軽くすることです。
ノートに書いても、泣いても、瞑想しても、風船で飛ばしてもいい。
何度同じことを手放しても大丈夫です。
「少しスッキリした」と思えたら、あとは宇宙に預けて、今日の楽しいことへ戻ってみてください。
願いへの執着が薄くなっていること自体が、もしかしたら願いが動き始める前兆なのかもしれません。



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